あらすじ

怪異に関わる事件を解決する“怪異探偵”。
全国に存在する民俗学研究室の学生が“怪異探偵”を名乗るのだと言う。
現在の怪異探偵は帝都東京大学の研究室に居ると言う。
怪異探偵の元に舞い込む事件----マヨイガアプリによる失踪事件、公衆電話から掛かってくる代償を伴う望みを叶える電話、有名配信者のUMA捕獲、記憶を操作する忘れ(な)草、そして、預言するAI。二人の作者が送るパラレル短編集。
だが、その先に待つものは、更なる怪異。

怪異

Case1 マヨイガアプリ

そのアプリをインストールすると、その人だけの隠れ家まで案内してくれると言う都市伝説が話題になった。大学生の猫嶋 実希(通称ミケ)は友人がこのアプリによって失踪したことを知り、怪異探偵へ依頼をする。

Case2 公衆電話からの呼び声

ミケの姉 秋奈から「娘が怪異に怯えている」と依頼が入った。公衆電話からの呼び声に答えると、代償を支払う代わりに願いが叶うらしい。だがその代償はあまりにも、大きかった。

Case3 UMA☆HUNT

人気動画配信者ナゾヒトが「カッパを捕まえる」と言う配信で、カッパに攫われてしまう。怪異との共生を研究する施設"琵琶の郷"から「河童様はそのような野蛮なことはしない」と誤解を解いて欲しいと依頼が舞い込む。

Case4 忘れ(な)草

過去に流行したチェーンメール派生「忘れ草」「忘れな草」。それぞれ人の思いを乗せてデジタルの世界を巡り、人々の記憶、果てまでは世界まで改変させるという。自分たちは、一体何を忘れている?

Case5 予言するAI

未来予測AI "Miraina"。彼女は誰からも愛されるAIだった。ある時、Mirainaは宣言する。"これから、人類はAIに支配される"と。
AIは怪異たるか。
人々は、AIに支配されてしまうのだろうか。

制作

本作の表紙及び挿絵は、制作者の神崎ユウのイラストを元にAIで加工したものになります。
元絵・AI及びその後の加工について公開いたします。
※準備中